監修者・制作陣プロフィール

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監修者紹介

SUPERVISOR 

作家、医師・医学博士
米山 公啓(よねやま きみひろ)

1952年生まれ。専門は脳神経内科。1998年、聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、テレビの健康番組などに多数出演、番組の企画なども手がけた。現在は東京都あきる野市にある米山医院で診療と作家業を続けている。趣味は大型客船でのクルーズ。20年間以上世界中の海をクルーズしている。現在までに医学ミステリー、エッセイ、医療実用書、時代小説(根津潤太郎のペンネーム)などを手がける。現在までに300冊以上を上梓。最新刊は『80歳でもほどよく幸せな人はこういうふうに考えている』

脳を活性化することで、
認知症になりにくい脳にすることができます。

脳を活性化する最も確実な方法は、新しいことを体験していくことです。一見簡単に思うかもしれませんが、新しい体験というのは実はなかなか難しいのです。新しいことに挑戦すると、初めは脳を使いますが、脳は効率よく物事を解決しようとするので、慣れてくると非常に省エネになってしまい、脳を刺激しにくくなるのです。その点、パズルや新しいクイズは内容が毎回変わっていきますし、新しい解き方も学んでいかないといけません。だからこそ、飽きることなく、新しい体験ができるというわけです。さらに重要なことは、こういったパズルを継続することです。一回だけで終わってしまえば、脳活性にはなりません。継続して解いていくには、意外性が必要です。パズルを解きながら自分の予想とは違った展開になったとき、最も脳の中でドーパミンが出て、達成感と意欲の継続ができるのです。もうひとつ大切なことがあります。それは評価を受けることです。脳は褒められることでさらに活性化します。脳力検定で自分のパズルを説く脳力の評価を受けますから、それが達成感と継続する意欲につながっていくはずです。新しいパズルに挑戦していきましょう。

 

「噛む力」が脳を守る──
歯科医が語る健康習慣

今回は「歯と脳の健康」に関する研究の知見を、専門アドバイザーとして寄稿させていただきました。脳力検定協会さんの取り組みは、歯科分野から見ても認知症予防にとても意義深いものです。昨今の高齢者社会における課題である認知症。私は長年、歯と脳の関係について研究を続けて参りました。
歯が少ないほど脳の萎縮が進みやすいことが明らかになっています。これは、噛むことで脳が刺激され、血流が促進されるからです。むし歯や歯周病で歯を失うと噛む力が低下し、脳への刺激が減り、認知症リスクが高まります。よく噛んで食べることは糖尿病予防にもつながりますし、加齢にともなう筋力低下も意識的なトレーニングで遅らせることができます。
脳も同様に、日々刺激し、鍛えることで萎縮や劣化を遅らせられるのです。
今回、脳力検定協会の特別専門アドバイザーとしてこの取り組みに参加させていただきました。歯や噛む力が弱まっている方も、良質な脳トレにより認知症予防を目指していただきたいと考えています。また、鉛筆で書き、思い出し、日々継続できる脳トレパズルは、どなたにも手軽に始められる脳の健康習慣です。まずはこの脳力検定をきっかけに、ご自身の脳の健康に目を向けていただければ幸いです。

特別専門アドバイザー
日本歯科医師会 
木馬歯科医院 院長・歯科医師
高安 洋(たかやす ひろし)

狭山市や周辺地域の活性化のため、歯科医業一筋でやっております。日本口臭学会の認定医ですので、口臭のお悩みは、当院にお任せください。趣味は、70'sフォーク・ミュージック鑑賞、フラメンコギター、フォークギター演奏です。
日本口臭学会認定医 日本歯科医師会
埼玉県歯科医師会 入間郡市歯科医師会
狭山市歯科医師会 狭山市立中央中学校

特別専門アドバイザー
キレイナビ代表・美容家
飯塚 美香(いいづか みか)

美容情報サイト「キレイナビ」を運営する他、通販番組出演、雑誌やWEBでの美容コラム執筆など美容家として活動中。2024年1月26日にワニブックスより「45歳から始める10歳若見えメイク」を出版。メイクレッスン講師として、肌悩みを解決してハッピーを引き寄せる40代以上の若見えメイク法を教えている。

食とパズルで楽しく脳活!
五感を刺激する認知症予防法

私は、脳と健康の関係に強い関心を持ち、特に認知症予防に取り組んできました。自身が主催する健康・美容イベントでは、青魚やナッツ類、ベリー、緑黄色野菜、全粒穀物、オリーブオイル、ダークチョコレートなど、脳の健康に良いとされる食材を紹介し、日々の食生活から意識を高めるきっかけづくりを行ってきました。
ただ、知識を伝えるだけでは、共感してもらえてもなかなか行動に結びつかないものです。そんな悩みを抱えていたときに出会ったのが、脳力検定協会さんの「脳を楽しく鍛えるパズル」でした。
実際に手を動かし、鉛筆でパズルを解くことは、脳の活性化に非常に効果的だとされています。さらに言えば、パズルと料理(食べ物)はとても相性が良いのです。たとえば赤色がテーマの問題なら、トマトやりんご、スイカなどの色・香り・食感・味を想像したり、旬や産地を調べてみたりすることで、五感や好奇心が刺激され、より高い脳活効果が得られます。
この検定を通してご自身の脳の状態を知ったうえで、彩りや香り、歯ごたえなどを楽しむ食生活を意識してみましょう。楽しく続けられる工夫を取り入れながら、毎日を心身ともに健やかに過ごしていただけたら嬉しいです。

楽しむことが脳を元気にする
パズル作家が語る脳活のススメ

初めまして、パズル作家の小島大志と申します。
私は小学生の頃からクロスワードパズルやナンバープレースといったパズルに興味を持ち、趣味で問題を作っていました。あれから20年の時が経ち、現在はプロのパズル作家としてさまざまなパズルやクイズを作成しています。特に最近は脳トレをテーマにした雑誌や書籍の問題制作に注力し、自著の書籍『ポケット版脳活検定ドリル』を刊行させていただく運びとなりました。
「認知症予防」は私たち全員が取り組むべきテーマだと思っています。人は誰もが必ず歳をとり、脳や身体を動かさなければ衰えてしまうからです。だからこそ、健康寿命を少しでも延ばして毎日明るく楽しい人生を歩みたいと考える方は多いでしょう。そのためには身体も頭も元気である必要があります。私は医学の専門家ではありません。しかし「パズルやクイズを解くことで脳が活性化する」という研究結果は明らかで、多くの脳科学者の先生が論文等で紹介しています。このたび、脳力検定協会さま発行の検定問題の監修をさせていただきました。問題を解く際に皆さんに心がけていただきたいことがひとつだけあります。それは「楽しむ」ことです。問題のなかにはルールが複雑なものや難易度が高いものもきっとあるでしょう。なかなか問題が解けず、モヤモヤしてしまうこともあるかもしれません。たとえ問題が解けなかったとしてもがっかりする必要はありません。むしろチャレンジした自分自身に誇りを持っていただきたいです。そして問題が解けたあかつきには、大きな達成感が皆さんの脳を幸せにしてくれることでしょう。脳力検定を通して、皆さんが楽しくクイズやパズルに触れてくださることをパズル作家として心から願っています。

特別専門アドバイザー
株式会社KOJIMA 代表取締役
パズル作家、ライター
小島 大志(こじま たいし)

パズル作家、編集者。脳トレ関連のパズル雑誌、書籍を多数制作。主な作品として『ポケット版脳活検定ドリル』『超刺激ひらめき脳ドリル』(メディアソフト刊)がある。その他、謎解きゲームイベントやYouTubeチャンネルなどで幅広く活動している。